読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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読んだ本の感想をまとめています。
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#012 吉村達也 『ケータイ紛失!』

ケータイ紛失!
著 者:吉村達也
出版元:ハルキ文庫
発行日:2008年02月18日



内容(BOOKデータベースより引用):
日常生活で最も恐ろしい失敗は何か?それはプライバシーが満載のケータイを失くし、危険人物に拾われること…。新宿のデパートで企画開発部にいる尚美は、ある日公園のベンチにケータイを置き忘れた。急いで取りに戻ったが、もうない…。それには不倫相手の上司と交わした赤裸々なメールや、秘密の写真が保存してあった。しかも拾ったのは、ストーカー行為で会社をクビになった借金まみれの中年男!その日から尚美には姿を見せない男がつきまといはじめる…。あなたの身にも起こりうるリアル度百%の恐怖。


所感: 
吉村作品の特徴は平易な文章と読んだまま見たままの光景。
深読みする必要もないのでサクサク読める。
良くも悪くも読みやすい。


しかし本書のテーマは恐ろしかった。
タイトル通り、携帯電話の紛失に関するお話である。

携帯電話といえば、個人情報の塊だ。
しかし身近になりすぎたため、
そのことを普段から意識しているひとは案外少ないかもしれない。

そして本書に登場するも尚美も、
携帯電話が孕む危険性に留意してこなかったひとりである。

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2014年04月17日| コメント:0トラックバック:1Edit

#011 乾くるみ 『イニシエーション・ラブ』

イニシエーション・ラブ
著者:乾くるみ
出版元:文春文庫
初 版:2007年04月10日




内容(裏表紙より引用):
僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。


所 感:
文庫刊行当初に購入してすぐに読み始めたものの、
30ページほどで挫折してそのまま寝かせていた本作。

「読み難い」と言ったら読友さんに「どこが?」と問われたので、
もしかして食わず嫌い??と思い、再び手に取ってみた。

うーん。
やっぱり最初っから読みにくかった。

文体が好みじゃないのと、
舞台設定が80年代(?)で、
知らない単語(固有名詞)の登場により読むリズムが乱されたのが原因のようだ。

といっても慣れればそれほど読み辛いこともなく
、淡々と読み進め、
裏表紙にある「最後から二行目」に辿り着いた感想は、
「あぁ、なるほどね」だった。

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2014年04月17日| コメント:2トラックバック:1Edit

#010 蒼井上鷹 『二枚舌は極楽へ行く』

二枚舌は極楽へ行く
著 者:蒼井上鷹
出版元:双葉文庫
初 版:2009年03月15日




所 感:
先に読んだ『九杯目には早すぎる』
なかなか(「とっても」ではない)面白かったので、
続編(?)となる本作にも手を伸ばしてみた。

『九杯目には早すぎる』のでも書いたのだが、
登場人物(特に主人公)がとにかく微妙。

かっこいいヒーローでもないし、
かわいいヒロインでもない。

可哀そうと思えるわけでもなければ、
「よかったね」と共感できるわけでもない。

「これは可笑しい」とくすりとすることはあっても、
腹を抱えて笑うほどではなく、
羨ましく思えることもなし。


とにかく全てが微妙なのだ。


なのに。
読みたくなってしまう。


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2014年04月17日| コメント:0トラックバック:0Edit


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