#015 仙川環  『誤飲 』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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#015 仙川環  『誤飲 』

誤飲
著 者:仙川環
出版元:小学館文庫
発行日:2012年01月12日



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内容(Bookデータベースより引用):
睡眠薬、向精神薬、経口避妊薬、抗ウイルス薬…。誰もが日常的に手にしている薬を巡って、ごく普通の人間関係が奇妙に絡まり合い、崩壊していく恐怖を描く、著者新境地の連作集。年下の美人妻が欲しがるものは、裕福な医療コンサルタントの夫を苦悩させるものだった(『藤本洋文』)。DV夫の虐待から逃れるために主婦が取った策は見も知らぬフリーター男の手を借りることだった(『小野恭子』)。結婚願望の強い女性カウンセラーが、思いを寄せる同僚医師にひた隠しにしていることとは(『林崎洋子』)。『感染』の仙川環が贈る大人気医療ミステリーシリーズ第六弾。


所感:
ハジメマシテ
の作家さん。

名前は何度も耳にしていたのだけれど
なんだかジメジメしたイメージがあって、
長い間敬遠していた。

医療ミステリシリーズ第六弾ということだけれど、
個々のシリーズ作品は独立しているようで、
第何弾から読み始めても問題なさそうだ。

本書の構成は連作短編集。
章のタイトルが登場人物名になっており、
各話、その人物に焦点を当てて進んでいく。

そして各ストーリーに必ず登場するのが
本書の重要なモチーフ、「薬」だ。
経口避妊薬(ピル)、抗インフルエンザウィスル薬、
向精神薬、禁煙補助薬、薄毛治療薬、
抗アレルギー薬、下痢止め、精力剤。

そして医療関係者も登場する。
医師、カウンセラー、医療コンサルタント。

薬は、それを必要としているひとが正式な経路で入手し
容量、用法を守って 服用してこそ意味がある。

「きちんと」服用していたって 副作用が出るときは出る。
効果が出るとも限らない。

ならば…
非公式なルールで薬を入手したら…?
知らずに自分が摂取すべきでない薬を服用したら…?

うっかりミスが大惨事に繋がることだってある。
そこに故意が絡んだら…どうなる?


ここに登場するのは誰も、
「なんかなぁ」な人物ばかりだ。
「なんかなぁ」な人たちが
「なんかなぁ」な日常を送り、
「なんかなぁ」なちょっとした事件を起こす、
或いは巻き込まれる。

殺人事件が起こるわけではないが
じんわり嫌な気持ちになる。

科学や技術が進歩し、
コンピュータに薬にとその進歩は著しい。
しかしそれらはあくまでもツール。
使う側の人間によって、薬にも毒にもなる。
結局のところ、ただされるのは人間の質なのだ。

後味はすごく悪いわけではないけれど、
すっきりもしない。
でも他の作品にも手を伸ばそうとしている
わたしがいるから不思議だ。




2014年04月18日| コメント:0トラックバック:1Edit
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トラックバック一覧

  1. 1. 仙川環 『誤飲』

    • [読書にゃああと]
    • 2014年08月22日 12:00
    • 内容(Bookデータベースより引用): 睡眠薬、向精神薬、経口避妊薬、抗ウイルス薬…。誰もが日常的に手にしている薬を巡って、ごく普通の人間関係が奇妙に絡まり合い、崩壊してい ...

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