#022 篠田節子 『純愛小説』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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ブログタイトル、過去のものに変更しました。

#022 篠田節子 『純愛小説』

純愛小説
著 者:篠田節子
発行元:角川文庫
発行日:2011年01月25日



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内容(BOOKデータベースより引用):
純愛小説で出世した女性編集者を待ち受ける罠と驚愕の結末、影のように慎ましく生きてきた女性が抱く最初で最後の狂おしい想い、息子の恋人に抱いてしまったときめき、年齢を超え理不尽なまでの磁力で惹かれあう男女…成熟したからこそ逃れがたい「恋」という名の愚行がときに苦く、ときに危険なほど甘やかに綴られる4篇の物語。直木賞作家、円熟の筆が冴える、ほんとうの大人のための“ロマンティック・ラヴ”。


所感: 
ハジメマシテの作家さん。
名前は知っていたけれど、
これまで「つまみ読み」さえしたことなかった。

たぶん、きっかけは新聞の広告欄。
『純愛小説』という潔すぎるタイトルとその内容に魅かれて手にとってみた。


篠田節子ってこんなの書くのっ?!

っていう驚きが第一声。

でもって第二声は、
これって純愛っ?!
っていう、これも驚き。

めちゃくちゃ好みの一冊だった。
表紙からして純愛っぽくはないなぁとは思っていたのだけれど、
その予感はいい意味で的中した。

つまみ読みさえしたことはないけれど、
篠田節子っていう作家に対するイメージは多少私の中にあった。
愛だの恋だの男だの女だのばかりの話を書くひとだと思っていた。

心理描写が抜群に巧い。
驚いた。
この点に関しては、驚いた、以上の言葉が出てこない。
ひとの「こころ」を描くのがめちゃくちゃ巧い。
そして、考えさせられる。

ここで収録されている四篇に描かれているのは、
確かに「愛」ではあるが、ブラックでもあり、ミステリでもある。

甘くてせつない物語ではない。
自分を自分らしく生かす。
そういう意味では「幸せ」を描いた作品といえるかもしれない。
しかし、ひとは誰しも自分ひとりだけで生きているわけではない。
自分の些細な行動が他人に多大な影響を与えることもある。
他人の幸せに対して色々感じることだってある。


幸せってなんだろう。


「幸せ」かどうかは、自分で決めるものなのだろうな。
そして、それがきっと、大人なのだろう。


そんなことを漠然と考えてしまった短編集だった。
篠田作品、他にも読んでいこうと思う。



『純愛小説』収録作品
・純愛小説
・鞍馬
・知恵熱
・蜂蜜色の女神







2014年04月20日| コメント:2トラックバック:1Edit
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トラックバック一覧

  1. 1. 篠田節子 『純愛小説』

    • [読書にゃああと]
    • 2014年09月08日 12:01
    • 内容(BOOKデータベースより引用): 純愛小説で出世した女性編集者を待ち受ける罠と驚愕の結末、影のように慎ましく生きてきた女性が抱く最初で最後の狂おしい想い、息子の恋人に ...

コメント一覧

    • 1. mokko
    • 2014年04月20日 20:37
    • (  ° ▽ ° ;) エッ?
      篠田節子さんって・・・ホラー作家だと思っていた・・・
      いや・・・たまたま初めて読んだ本がホラーだったから
      結構ビビッタから、ホラー作家だと思い込んでおりました。
      じゅ・・・純愛書くんだぁ~
      ある意味、心理描写が上手いというのは
      ホラーしか読んでなくても納得かも(^◇^;)
      大人の幸せかぁ~
      ちょっと勉強の為に読んでみましょうか?(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
    • 2.
    • 2014年04月20日 23:27
    • え?
      ホラー作家なの??

      わたしのイメージも適当だからあてにしちゃだめだよー。
      どろどろしたの書いているイメージがあっただけだから…。
      しかし最初に読んだ一冊のイメージってどの作家さんでも
      思いこんじゃうよね。
      わたしもよくやっていると思う。

      あ。
      ちなみに純愛小説っていう名の純愛じゃない小説だからね。
      ちょっとひねりが聞いていて好きでした。

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