#164 蒼井上鷹 『ホームズのいない町』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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ブログタイトル、過去のものに変更しました。

#164 蒼井上鷹 『ホームズのいない町』

ホームズのいない町
著 者:蒼井上鷹
出版社:双葉文庫
発行日:2011年06月19日



内容(BOOKデータベースより引用):
お守り袋に入れた盗聴器の録音は、息子が誘拐犯の自転車の後ろに乗ったところで途絶えた。犯人からは身代金として五千万円の要求が来ている。やがて母は、事件の裏にひそむ、意外な人物の意外すぎる思惑に思い当たるのだが…「あやしい一輪車乗り」。とある町で起きた13件のミステリー。人物、事件それぞれの関連性、そしてホームズ作品との繋がりを見出すのも面白い、趣向満点、何度でもオイシイ一冊。


所感: 
蒼井さんはわたしにとっては「困った作家」さんだ。

非常にお上手というわけでもなく、
かといって貶したくなるほど下手でもない。

すごく感動するわけでも、
感心するわけでも、
おどろくわけでもない。

その挑戦意欲などは買うけれど、
それに結果が伴っていないのも目について仕方がない。

なのに…

買ってしまうのだ。
定期的に読んでしまう。
平積みされていると手を伸ばさずにいられない。

この魅力は何なんだろう。
いや。惰性なのか。。。

ちなみに一部の巷では
「日本一のへそまがり作家」と呼ばれているらしい。

へそまがり、かぁ。
うーん。
ちょっとピンとこないかも(笑)。

さて、そんな蒼井さんが今回挑戦したのは
ある町を舞台にした短編集(掌編含む)。
ちなみにホームズ(役)は登場しない。

そしてそのあたりにホームズファンへのサービスが
ふんだんに盛り込まれているようだ
(『六本のナポレオン?』などなど)。

シャーロキアンにこそ読んでほしいという感想を見かけるが、
それは…どうだろう。
シャーロキアンのみなさまは海よりも広い寛容なこころで
受け入れることができるのだろうか。

いや無理だろう(たぶん)。
っていうのがわたしの率直な意見。

結論からいうと、蒼井さんにしてはお上手なほう。
やらんとしていることはわかるし、
その結果に無茶苦茶な齟齬はない。

だいたいにおいて納得できる。
ところどころ、理解不能というか、
もっとすっきり書いておくれよ、
という描写は登場するのだけれど、
そこはまぁ、いつものあの手で読み飛ばす。

あ。読み返すと、悪口だらけになってしまった。
いやいや、決して嫌いではないのですよ、
ほんとに。

と慌ててフォローしてみたのだけれど、
なんでそこまでやってんだ、わたし。

蒼井作品の中でもがっかり度が低いであろう本書。
初めて蒼井さんを読むのならは本作を推薦します。
でもってこれがダメなら他のもたぶんダメだろう…というバロメーターに。

あ。やっぱり悪口になっちゃうから
このへんで止めておこう。



『ホームズのいない町』収録作品
・六本のナポレオン?
・被害者は二人
・あやしい一輪車乗り
・ペット探偵帰る
・第二の空き地の冒険
・赤い○
・五つも時計を持つ男
・吐く人
・四つのサイン入り本
・銀星ちゃんがいっぱい
・まだらのひもで3kg
・覆面の依頼人
・もう一本の緋色の糸
2014年06月23日| コメント:0トラックバック:0Edit
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