#191 法月綸太郎 『頼子のために』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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#191 法月綸太郎 『頼子のために』

頼子のために
著 者:法月綸太郎
出版社:講談社文庫
発行日:1993年05月15日




内容(BOOKデータベースより引用):
「頼子が死んだ」。十七歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて相手を刺殺、自らは死を選ぶ―、という手記を残していた。手記を読んだ名探偵法月綸太郎が、事件の真相解明にのりだすと、やがて驚愕の展開が。精緻構成が冴える野心作。


所感:
デビュー作の『生首に聞いてみろ』を読んだ際、
どうにもこうにもめんどくさくって
もう一冊くらいはよみたいけれど、
あまり気が進まないかも…と思っていたところ
本書をお薦めされた。

しかし『生首に聞いてみろ』で辟易していたので
なかなか手が伸びずずるずるとここまで。

が。
読んでみたら…
面白かったーーー!!!!

無駄にカタカナ語を多用したがる癖は相変わらずなのだけれど、
文章も随分すっきりしていて読みやすい。

『生首に聞いてみろ』でも散りばめられた伏線と
その回収方法の巧さに舌を巻いた。
もちろん本書でもその巧みさは健在だ。

加えて、『生首に聞いてみろ』に比べて
文章も文体も非常にすっきりしていて
比べ物にならないほどとっつきやすくて驚いたほどだ。

と内容以外のことをつらつら並べているのには
理由がある。

本書には非常に大きなトリックが仕掛けられていて、
ちょっとしたことでもネタばれになりかねないのだ。

なんとなく、なんとなーく真相は伺えるのだけれど
主役である法月綸太郎(著者と同姓同名)と
そこまで辿り着く過程が非常にスリリングで面白い。

真相がわかった後に、二つ山場が用意されているのだけれど
そのどちらもが非常に好みだった。
倫理観は別として綸太郎がとった行動は
悪くはないのでは…とさえ思ってしまう。


もう何冊か法月作品を読んでみたい!!!
そう強く思わせられた作品である。




2014年07月09日| コメント:0トラックバック:0Edit
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