あれは3日前のことじゃった…。
昼のうだるような暑さも収まって、
吹く風涼しい宵の口のこと。
突然、始まったんじゃ。
耳をつんざくような…
猫の大合唱。
あまりにもすごいので声のするほうへ見に行ったら。
いつもご飯を食べにくる黒い野良猫(通称ねこちゃん)と、
見慣れない仔猫の姿が…。
ここで突然、ねこちゃんが姿を消す。
後を追う仔猫。
見失う私。
仕方がないので帰宅しようと家に向かうと…
同じくうちの玄関に向かおうとするねこちゃんの姿。
と、その後を必死に追う仔猫。
ねこちゃんはご飯が欲しいのだった(笑)。
玄関でごはんをあげる準備をするために中に入ろうとする私。
どうもね。
仔猫に懐かれてどうしたらいいか悩んだ挙句、
うちに押し付けることにしたみたい(たぶん)。
猫、託されました。
野良猫に。
しかしそこに狸が登場。
驚いたねこちゃんは威嚇ののち、走り去る。
そして仔猫。
後を追うがどうやら見失ったもよう…。
声は聞こえる。
姿は見えぬ。
仕方がないので猫たちが消えた草叢あたりにフードを置く。
空腹の仔猫、あたりをうかがいながら食べにした。
しかし捕獲は無理そう。
声が聞こえなくなって4日目の今日。
裏のお宅をねぐらにしている茶色い野良猫(通称ちゃーちゃん)と
一緒にいる仔猫を発見。
ちゃーちゃんに取り入ったようだ。
やるじゃないか。
野良猫に保護される仔猫。
しかもちゃーちゃんはオスなのにお乳も吸われているらしい。
すごいな、猫。
猫に保護されているならうちで保護しなくてもいいかな、
とも思ったのだけれど。
思っていたより小さい。
そして背中に怪我を発見。
第一、オスかメスかも気になる。
メスだったらこのまま放っておいたら後々大変。
というわけで。
捕獲しました。
いやー。
キャリーケース(横から開け閉めできるやつ)と
厚めの新聞紙と
いいフード(ウエット)
の三種の神器の威力は半端ない。
キャリーケースの奥にフードをセット。
後は静かに猫が入るのを待つ。
入ったのを確認したら、
入り口を素早く新聞紙で塞ぐ。
そして少しずつチャックを閉めて…
捕獲完了!
原始的な方法が一番です。
仔猫はうちの猫たちとキャリーケースごしの対面を果たしたあと、
人間用トイレ(一畳半くらい?)に隔離中。
警戒してるし、怒ってる。
もう、アレですよ。
激おこプンプン丸ってやつ。
猫には怒らないのに
人間にはプンプン丸。
まぁ仕方あるまい。
まぁ、小さいからルウに比べればまだ大丈夫なのだけれど。
しかししかし。
小さいながらも獣は獣。
我が家のトイレは戦場と化しました。背中を見せると殺られる(かもしれない)。
目を逸らしたほうが負け(に違いない)。
そうです、トイレは戦場なのです。
これからのことはまた明日考えます。
ちょっと疲れた。
取り敢えず動物病院に連れていきたいな。
ちなみにちゃーちゃんは、
仔猫を連れていっても怒ってませんでした。
酷い目には合わないってわかってるのだと思う。
賢いから野良猫(いや、ほぼ飼い猫といった方が正しい)でも大丈夫。
仔猫はちょっとアホっぽい。
仔猫だからなのか。
天性のものか。
答はまだわかりませんが、
生きる力はあるように思います。
野良猫たちに託された命。
いっぱいいっぱい生きようね。
まずはその牙をおさめてもらえるとありがたい。
トイレが戦場でなくなる日はいつか。
続報、こうご期待?!
ちなみに名前はハコです。
箱入り娘か。
箱入り息子か。
それがわかるのもまだもうちょっと先かな。
新しい家族おめでとうございます。どんな柄の子ですか?うまいこと他の子ともなじめるといいですね。