#228 中嶋博行『検察捜査』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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ブログタイトル、過去のものに変更しました。

#228 中嶋博行『検察捜査』

検察捜査
著 者:中嶋博行
出版社:講談社文庫
初 版:1997年07月15日




内 容(裏表紙から引用):
横浜の閑静な高級住宅街で、大物弁護士・西垣文雄が惨殺された。横浜地検の美人検察官・岩崎紀美子は、捜査を進めるほど、事件の裏に大きな闇を感じる。日弁連と検察庁、警察庁そして県警の確執……。現役弁護士作家が法曹界のタブーを鋭くえぐった、第40回江戸川散歩賞受賞の傑作リーガル・サスペンス!


所 感:
書店で平積みされているのを見かけ、気になって手にとってみた作品。
検察官が主役のミステリを読むのは初めてのように思う。
そして著者の作品に手を伸ばすのも初めて。

あらすじは上記内容にあるもので十分だと思うので、割愛する。

本作品のテーマはズバリ確執。
検察と日弁連の確執。
日弁連内部及び検察庁内部における確執。
警察庁と県警との確執。

権力機関において自己の勢力を伸ばすためながらも身内でさえ犠牲にする。
作品内で「共食い」と表記される浅ましき確執のオンパレードだ。

潜在的問題が交錯する中、
日弁連の大物弁護士・西垣文雄が殺害された。
発見された西垣の遺体の両手の五指はあらぬ方向にねじ曲がり、
頭もあらぬ方向を向いていたという。
それはまるで「拷問」のようだった。

大物弁護士殺人事件の捜査が進むにつれ、
先に挙げた種々の確執の存在が浮き彫りになる。
検察官になって二年の新米検察官・岩崎は
暗雲立ち込める検察の闇に染まることなく、
自己の正義を貫くことができるのか。
といったところが見どころだ(と思う)。

上記で述べた点が本作のポイントだからか、
作品内で起こった西垣惨殺事件の動機や謎解きが
正直なところ雑に感じられた。
もっと詳細があってもいいのではないかな、と。

警察小説や検察小説というのは
とかく「男臭く」なりがちなような気がするが、
本作は主人公が女性だからか、
なかなかすんなり入って来た。

作品内で専門用語が多く飛び交うのだが、
これはおそらく軽く流し読みしてもOK。
しかし、やはり司法ミステリなので
裁判や弁護士、検察等に多少なりとも興味がないと
楽しめないのではないかな、とも思う。

わたしにとっては他の作品も読んでみたいと思わせる作家であった。

2014年08月31日| コメント:2トラックバック:0Edit
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コメント一覧

    • 1. ふみ
    • 2014年09月04日 23:01
    • 自分も中嶋さん好きです。『第一級殺人弁護』が一番好きですね。こちらは弁護士が主役で短編集です。最後だけ少しグロ注意ですが^^;

      それと…新しい家族が早く慣れてくれるといいですね。まだフーシャーしてるところかな?
    • 2.
    • 2014年09月05日 22:08
    • ふみさん☆

      次はその作品読んでみます!
      オススメありがとうございます(=´∀`)人(´∀`=)
      ただ、グロさの種類が気になるかな(^^;;
      ふみさん、法律ものお得意なイメージがあります☆


      フーシャーは一瞬だけでした(笑)。
      ハコよりちょろかったです。

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