#230 青山七恵『窓の灯』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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#230 青山七恵『窓の灯』

窓の灯
著 者:青山七恵
出版社:河出文庫
初 版:2007年10月10日




内容(裏表紙より引用):
姉さんが私を拾ってくれたのは、二月の、わりと暖かい日だった―――大学を辞め、憧れのミカド姉さんの喫茶店に住み込みで働くまりも。いつしか向かいのアパートの窓を覗く事が日課となった彼女が見つけた「窓の向こう側」の世界とは?芥川賞作家のデビュー作/第四十二回文藝賞受賞作。書き下ろし短篇を併録。


所感:
ハジメマシテの作家さん。
7kichiさんの「こういう作品は感想を書くのが難しい。」という
レビューに惹かれ読んでみた。

2005年デビューの著者は1983年生まれ。
なんと、年下ではないかっ!!!
と、そんなどうでもいいところにまず衝撃を受けた。

読んでみて…7kichiさんのおっしゃっていることがわかった。
確かに感想を書くのが難しい。


大学を中退して
(知り合いの)姉さんが経営する喫茶店に
住み込みで働く主人公の女性。

彼女の閉鎖的な日常は
日課となった向かいのアパートの窓覗きで広がっていく…

のか? 

うーん、なんというか…
よく飲み込めなかった。

平易で淡々とした文章展開。
見たままを綴る余計な感情のない文章。
難しいことなどひとつもないはずなのに
何を書こうとしているのか、わからない。

「わからない」っていうことは決して劣っているとか、
嫌いであると同義語ではない。
単に、わからない。
ただそれだけだ。

だから嫌いでもないし好きでもない。
よって感想を書くのが非常に難しい。

ある作品を読んで
「わからない」状態に陥った場合の選択肢は二つだ。

ひとつは、他の作品を読んでみる。
もうひとつは、他の作品はもう読まないでおく。

今回の場合、非常に迷うところだけれど
たぶんもうわたしはもう読まないだろうなぁ。
だって、主人公の女性がどうも好きになれなかったのだもの。
最終的に落ち着くところはやはり
「好みの問題」なのである。



『窓の灯』収録作品
・窓の灯
・ムラサキさんのパリ


2014年09月03日| コメント:0トラックバック:0Edit
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