#258 倉知淳『星降り山荘の殺人』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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#258 倉知淳『星降り山荘の殺人』

星降り山荘の殺人
著 者:倉知淳
出版社:光文社文庫
初 版:1999年08月15日





内容(表紙より引用):
雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?あくまでもフェアに、読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理。


所感
不祥事を起こし勤務先の芸能部門に左遷された杉下和夫。
マネージャー見習いとなった彼が担当するのは
スターウォッチャー星園詩郎。
気障でいけすかない男だ。

イメージキャラクターを依頼された星園についてやってきた
山奥のコテージで、UFO研究家や女流作家といった
個性的な面々と共に一夜を過ごすことになったのだが…
その夜、メンバーのひとりが殺された。
雪崩により交通は遮断、電気も電話も通じない。
陸の孤島と化したコテージでは第二の殺人が…。


いわゆるクローズド・サークル。
陸の孤島と化すまでの工程は至ってオーソドックスだけれど、
とにかく登場人物のキャラが濃い。
いや、濃すぎるくらいだ。

主人公の杉下はともかく
スターウォッチャーの星園は気障すぎるし、
UFO研究家はマイペースでマニアックすぎ。

女流作家は売れっ子が故に
ワーカホリックがすぎる上に弁が立つ。

そこに金と長いものにはどこまでも巻かれますが
モットーのような会社社長。
そしてその忠実かつ抜け目のない部下。
それから女子大生がふたり。

登場人物たちのやりとりを読んでいるだけでお腹いっぱい。
事件が起こるまでの150ページほどがやや冗長気味に感じられる。

事件が起こったら起こったで星園と杉下の会話はまどろっこしいし、
殺人トリックは面倒でタネ明かしをされても
「あぁ、そうですか」と思ってしまう程度。
(私がトリックに興味がないのも原因のひとつ)。

しかし…

驚いたーーーーっ!!!!
いやぁ、そうくる? 
いや、きちゃう?? 
うーん、やっちゃったねぇ。

というほど意外な展開が終盤に用意されていた。
それは殺人トリックとは別の大きなトリック。
それはほとんどの読者が読めないよ、というくらいの衝撃ネタ。

でも…。
驚きはしたのだけれど、
スカッと騙された爽快感は皆無。

えーー。
どうしてそんなことにしたの?と聞きたくなるくらい
もやっとなってしまう。

驚くのは好きだけれど
ただ驚くことが好きなわけではないのだな、ということ知る。
やはり、騙されるならスカッとするのがいい。



2014年10月19日| コメント:0トラックバック:0Edit
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