#260 道尾秀介『片眼の猿』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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読んだ本の感想をまとめています。
購入文庫派なので鮮度は重要視しません。
ジャンルはほぼミステリーです。
コメント・TBはお気軽にどうぞ。いやむしろ、喜びます。
ブログタイトル、過去のものに変更しました。

#260 道尾秀介『片眼の猿』

片眼の猿
著者:道尾秀介
出版社:新潮文庫
初 版:2009年07月01日





内容(裏表紙より引用):
盗聴専門の探偵、それが俺の仕事だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして……。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。


所 感:
ハジメマシテの作家さん、だ。

といっても、名前といくつかの作品タイトルくらいは知っていた。
『向日葵の咲かない夏』が書店で平積みされているのを
何度も見かけたけれど、どうも魅力的に映らない。
そんな折に見かけた本書。

裏表紙を読む限り、面白そう。
パラッと中身を読んでみて、大丈夫そう。
というわけで購入したハジメマシテの道尾作品。

主人公の三梨は特殊な耳を持つ。
彼の仕事はその耳の力を限りなくいかした盗聴専門の探偵だ。

たまたま聞こえた立ち話で
特殊な「見る」能力を持つ女性・冬絵の存在を知り
ヘッドハンティングする。

冬絵の快諾を受けて二人で調査を進めようとした矢先、
事件はとんでもない展開になっていくわけだけれども、
先が知りたくてほぼ一気読みしてしまった。

三梨という男のハードボイルドな生き方も魅力的だし、
冬絵は何かと謎が多いし、
三梨が住むアパートの住人が揃いも揃って個性的で楽しい。

と、ほぼ一気読みしたくらい魅せられはしたのだけれど、
何かなぁ…。

もうひとつ「何か」が足りない。
かといって「他の作品をもう読みたくない」というほどでもない。

強いて読まなくてもいいかなぁ…とは思う反面、
また見かけたら読むかもしれないとも思ってしまう。
面倒なタイプの作家さんを一人発掘してしまった。

作品内には至るところに伏線が仕掛けられていて、
読者を騙すためのトリックがたくさん。
私の場合、見抜けたものと見抜けなかったものが半分ずつくらい。

しかしね、トリックを暴いてやろうという気概が一切なく、
斜め読みが特技のわたしがさらさら~っと一気に読んで
半分わかっちゃったっていうところがちょっとしたポイントだ。

ちなみにタイトルの「片眼の猿」は
ヨーロッパに伝わる言い伝えのこと(実在の有無は不明)で、
作品内で猿が虐待されるようなことはないので、ご安心を。

2014年10月23日| コメント:0トラックバック:0Edit
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