#261 高田崇史『QED百人一首の呪』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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#261 高田崇史『QED百人一首の呪』

QED百人一首の呪
著者:高田崇史
出版社:講談社文庫
初 版:2002年10月15日




内容(裏表紙より引用):
百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて…。関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに!?第9回メフィスト賞受賞作。


所感:
QEDとはラテン語のQuod Erat Demonstrandumの略で、
英語で言えば = which was to be demonstrated or provedってところだったはず。
英和辞書には「証明されるべきであった(ところの)」と載っている。
そして本作では「証明終わり」と解される。

それでは本書内において何をQEDするのか?
その対象は主に歴史における謎である。
そしてその謎の解明に、奇人と噂される薬剤師・桑原崇(通称:タタル)が挑む。

本書は著者デビュー作にしてQEDシリーズの第一弾。

今回のテーマはズバリ「百人一首の呪」の解。
本書で惨殺された真榊大陸は度を越した百人一首カルタコレクター。
彼は今はの際、一枚の札を握りしめていた。
大陸はその札にダイイングメッセージを託したのだろうか…

というところから殺人事件と歴史上の謎が繋がっていく。
タタルは言う「百人一首というのは、呪われた歌集なんだよ」と。
そして「しかし百人一首における最も大きな謎は、余りにも駄作が多い、ということだろうな」と。

なぜ呪われた歌集なのか? 
なぜ多くの駄作が収録されているのか? 
その謎の解明にタタルが取り組むのだが、
その過程に出るわ出るわ蘊蓄(うんちく)が! 
もう、これでもかっていうくらいっ!!

シリーズを通して主な登場人物となるタタルの大学時代の友人で
ジャーナリストの小松崎(通称:熊つ崎)と
後輩の棚旗奈々相手に蘊蓄のオンパレード。

奈々もこういった話が嫌いではないから
ついついタタルの話に引きずりこまれ、
一部例外はあるがシリーズを通して、
彼女の視点でストーリーが進行する。

と、このシリーズは歴史上(または伝説上)の謎の解明を楽しむミステリ。
現実の事件(例えは本作でいうところの大陸惨殺事件)に
大きな期待をすべきではない。

密室の謎? 
いいのいいの、そんなもの。
現実の事件はオマケみたいなものなんだから。

歴史上の謎や蘊蓄が好きで、
そう割り切って楽しめる人にとってはお薦めのシリーズ。
順を追って読んでいこうと思う。

2014年10月26日| コメント:1トラックバック:0Edit
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コメント一覧

    • 1. 名無しのリーク
    • 2016年07月15日 23:24
    • 香川県ルー餃子のフジフーヅはバイトにパワハラの末指切断の重傷を負わせた犯罪企業

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