#284 蘇部健一『六とん4一枚のとんかつ』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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#284 蘇部健一『六とん4一枚のとんかつ』

六とん4 一枚のとんかつ
著 者:蘇部健一
出版社:講談社ノベルズ
初 版:2010年08月04日



内容(裏表紙より引用):
ある日曜日、六人が殺された。死体は岐阜・明智鉄道の六つの各停車駅の近所で発見され、犯人は電車を利用して犯行に及んだとみられる。最有力の容疑者には犯行時刻に鉄板のアリバイがあり、事件は迷宮入りする―「一枚のとんかつ」。他、全11編を収録。伝説のアホバカミステリが、さらにパワーアップして帰ってきたぞ。


所感:  
あぁ。読んじゃったよ『六とん4』。


相変わらずバカミスなのだけれど、
残念ながら『六枚のとんかつ』のときのような突き抜けた感がない。

迷作と呼ばれる「六とん」シリーズだけれど
『六とん2』からは本当に「迷っている」作品になってしまっている。
あぁ、蘇部さん…わたしは『六枚のとんかつ』の時のような、
行き着くところまでいっちゃったアホバカ加減が読みたいのだよ。

そう思っている読者は多いようで、表紙裏の著者の言葉が切ない。
 おかげさまで『1』は20刷りまでいったのですが、シリーズが重なるに連れ、奇抜なメニューでオープン時だけ話題になったラーメン屋のように、売れ行きは尻すぼみです……。
 すべて独立した短編ですが、ラストのオチがほとんど挿し絵なので、ページをパラパラしないでください。

しかしもっと切ないのは裏表紙裏の著者近影。
明らかにプリクラ。

しかも一人。
そして無駄に美白モード。

ソフトフォーカスに
可愛らしいバラやハートをあしらった眼鏡のおじさん…

切なすぎる。

あーあ。
駄目だ。
ホントはもっと「頑張れ!」って叱咤激励しようと思ったのだけれど、
この近影を見ていたら色んな事がどうでもよくなってくるというか…
許してしまう。
もしかしてこれって蘇部さんの戦略か?

ちなみに本書では蘇部さんにしては珍しく、
ラブ・ストーリーも収録されている。
これがまぁ…結構いいのですよ。
甘すぎず、悲しすぎず、いいひとすぎず、
ちょうどいい塩梅の甘さで。

あぁ蘇部さん、あなたはどこへ向かおうとしているのですかっ?? 
って問いたいけれど、
ご本人が目的地をきちんと把握していればこんな迷走ぶりは晒さないだろうな。

『六とん 5』も『6』も『7』もずっとずっと買うからっ!!!
どうか頑張ってっ!!!!
と伝えたい。



『六とん4 一枚のとんかつ』収録作品
・一枚のとんかつ
・大江戸線5分30秒の壁
・新XXX殺人事件←XXXは放送禁止用語です。
・犯行の印
・聖職
・ひとりジェンカ
・修学旅行の悪夢
・翼をください
・追われる男
・恋愛小説はお好き?←ベタだけれどよかった。
・琥珀の中のコートダジュール←不覚ながらジーンときてしまった。


2014年11月19日| コメント:0トラックバック:0Edit
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