#288 新津きよみ『彼女たちの事情』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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#288 新津きよみ『彼女たちの事情』

彼女たちの事情
著 者:新津きよみ
出版社:光文社文庫
発行日:2003年03月20日



内容(Bookデータベースより引用):
夫の後輩夫妻をホーム・パーティに招待したら、気付かれていないはずの…。結婚披露宴で新婦の友人が取り出した本に隠された一夜の記憶…。偶然、再会した学生時代の仲間に、さらなる偶然が…。生徒を注意し続ける女子校の教師がふとしたことで注意されて…。日常を一歩だけ踏み越えてしまった十七人の“彼女”たちの、リアルでシュールな十七の物語。


所感:
もしかしたら遠い昔に読んだことがあるのかもしれないけれど、
記憶にある限りではハジメマシテの作家さん。
折原一作品をよく読むので、
その関係でお名前をよく拝見しているだけかもしれない。

本書には17篇の短篇が収録されている。
どれもが女性を主人公にしたお話だ。
彼女(パートナーの意味)、妻、母、娘、
人生における「女」が演じる役割が描かれている。

「女を描く」となるとやはり
恋か愛かがテーマになってくる。
しかし不思議なことに、男と女の対峙はほとんど描かれていない。
17篇のうち5篇が不倫ものなのだけれど、
そこに不倫につきもののどろどろは感じられない。
むしろさくっと描かれていて、
その湿り気のなさが空恐ろしい。

後半部分にはママ視点の作品が多く、
未婚のわたしには入り込めない作品も多かった。
わたしに子どもがいたりしたら、
もっと考えさせられるところがあっただろう。

全体に的にぴりりと小気味良い短編集。
ただ、作品により話者の入れ替わりが
すんなり飲み込めないものもあり、
幻想や幻覚と現実との区別を
もっとわかりやすく描いてくれたら尚良し、かな。

篠田節子の解説がよかった。



『彼女たちの事情』収録作品
・ホーム・パーティー
・紫陽花
・妻の声
・花火
・飾りたかった絵
・あなたに借りた本
・クリスマス・イブ
・着物の魔術
・冬の観覧車
・返す女
・シンクロニシティ
・小さな耳
・ずっとそばにいて
・歯と指
・尽くす女
・凍った約束
・注意に注意

2014年11月23日| コメント:0トラックバック:0Edit
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