#293 米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』|読書NOTE~読んだ本の感想・レビュー~

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#293 米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』

儚い羊たちの祝宴
著 者:米澤穂信
出版社:新潮文庫
発行日:2010年07月01日



内容(BOOKデータベースより引用):
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。


所感:
米澤さんの黒ミステリ。

といえどもどす黒くはなく仄めかす程度で、
だからこそ丁度よい。
そして心地よい。

本書に収録されている5篇の短編には
ほとんど関連性はない。
ただ一点、「バベルの会」というサークルを除いては。

読書サークル「バベルの会」。
そこに集うのは良家のお嬢様たち。
そこで何が語られ、何がなされるのか。

「バベルの会」が繋ぐ5編の短編。
まさかそういう風に繋がるとは
想像もしていなかった。

お上手だ。

どの世界にもその世界なりの悩みや苦しみがあって
幸せなんてものは一定の尺度では測れないのだろう。
だからどこにだって厭世的なひとはいる…

しかし厭世的になるには、
少しばかりの余裕も必要なのではないだろうか。
明日の食べ物にも事欠く暮らしでは、
「儚い羊」にはなれはしない。
見方を変えれば、恵まれているということだろうか。

なぜに米澤さんはこんなにも厭世的な人物を描くのだろう。
厭世的にも少々飽きてきてしまった。

ストーリーや語り口は申し分なくとも、
米澤作品に手が伸びなくなっている理由はそこにある。




『儚い羊たちの祝宴』
・身内に不幸がありまして
・北の館の罪人
・山荘秘聞
・玉野五十鈴の誉れ
・儚い羊たちの晩餐


2014年11月28日| コメント:0トラックバック:0Edit
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